離職を防ぐ方法 採用時のミスマッチをなくすにはどうすればいいのか
2023年12月25日
労力と時間をかけて採用しても、すぐに辞めてしまい定着しない、というお悩みを経営者の方からよく伺います。そこで今回は、厚生労働省が発表している離職理由の統計から、離職を防ぐ方法を探りたいと思います。
もくじ
離職の理由
厚生労働省が発表している「令和3年雇用動向調査の結果概要」によると、令和3年1年間の自己都合による離職の理由は、「職場の人間関係が好ましくなかった」、「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」の割合が高くなっています。
また、30代までの若い世代の男性は、賃金や仕事内容を理由に離職する人が多い傾向にあります。40代以降は男女共に職場の人間関係が好ましくない、という理由で離職する人が多い傾向にあります。
つまり、残業が多かったり、休みが取れなかったりすることや、職場の雰囲気が自分と合っていないと感じることで、辞めてしまう人が多いということが分かります。
離職を防ぐ方法
個人が求める労働条件は、人により様々です。休日出勤を嫌がる人もいれば、有給休暇の取得のしやすさを重視する人もいます。また、チームで協力して仕事をすることを重視している人は、個人で業務を進める風土の会社にはなじめず、転職を考える要因となるかもしれません。ただ、これらのことは実際に入社してみないと分からないことも多くあります。
そのため、離職を防ぐには、採用の段階では分からなかった企業と求職者の条件のミスマッチをなくすことが重要です。
ミスマッチを防ぐために企業は採用の見直しを行う必要があります。
採用の段階でミスマッチが発生してしまっていると、社員のキャリアプランを会社内で実現することは難しいでしょう。
そのため、採用からミスマッチが生まれないように、会社の情報を正しく伝え、候補者と擦り合わせていくことが重要です。具体的には、入社後の配属や仕事内容を具体的に説明する、会社のメリットだけでなくデメリットも伝える、年間休日数や月平均の残業時間は正確に伝える、などの方法があります。
従業員が次々と辞めてしまうと、新たな人材を採用し育成しなくてはならないため、会社に大きな損失をもたらします。そうならない為にも、採用時のミスマッチをなくし、離職の防止につなげましょう。
まとめ
企業は、求人サイトから自社に興味を持った人が応募してくるのを待っているだけでは、自社の希望する人材が来るかわかりません。
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参考文献:令和3年雇用動向調査の結果概要(厚生労働省)
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