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一人親方労災保険 健康診断について

2023年01月10日

一人親方が労災保険に加入する場合、業務の種類と従事した年数に応じて加入時に健康診断が必要になる場合があります。

今回は、労災保険特別加入時の健康診断について詳しく解説したいと思います。

特別加入時の健康診断について

特別加入時の健康診断は、労災保険に特別加入する前の業務が原因となって発生した疾病について健康給付を行うといったことがないように、特別加入者のうち一定の方について健康診断の受診を義務付け、特別加入時の健康状態を確認し、保険給付を適正に行うことを目的とするものです。

そのため、特定の業務をしている場合には、健康診断を受ける可能性があります。

具体的には、図表の業務に、それぞれ定められた期間従事したことがある場合には、特別加入の申請を行なう際に健康診断を受ける必要があります。なお、加入時の健康診断の費用はかかりません。

加入時健康診断が必要な業務の種類

 業務の種類  従事した期間(通算)  必要な健康診断
 粉じん作業を行う業務  3年以上  じん肺健康診断
 振動工具使用の業務  1年以上  振動障害健康診断
 鉛業務  6カ月以上  鉛中毒健康診断
 有機溶剤業務   6カ月以上  有機溶剤中毒健康診断

 

また、健康診断は特定の医療機関で受けた健康診断のみ有効です。 ご自身で受けた健康診断は対象とはなりませんのでご注意ください。

 

健康診断で疾病が見つかったら

特別加入前に疾病が発症、または加入前の原因により発症したと認められる場合には、特別加入者として保険給付を受けられないことがあるので注意が必要です。

ただ、健康診断を受けた際に疾病が見つかり、その疾病を起因としたケガを負ってしまった場合は、労災保険の給付は受けられる可能性があります。

例えば、健康診断で難聴の診断をうけた場合、仕事中に相手の声が聞こえなかった為に物を落としてけがをしてしまった場合は、労災保険の給付を受けることができます。

まとめ

一人親方で特別加入の労災保険を検討中の皆様は、健康診断が必要なのか、どこで受ければいいのかなど、分からない事も多いかと思います。

当組合では、健康診断の予約から労災保険に関する相談まで、一人親方の皆様に寄り添ったサポートを行っています。

是非お気軽にお問合せ下さい。

お申込み・お問い合わせ先 建設業労災センター TEL:0120-642-050