会社の成長のために ~経営者の学びの部屋~ 連載第2回
2024年02月29日
みなさん、こんちには。
税理士法人ペガサスです。私たちは、会社の成長を願い、経営者の目指す姿に近づけるようサポートをしています。
みなさんは銀行から融資を受けていますか?融資を受けると銀行から試算表の提出を求められますよね。業績が良い時は、借りて欲しいと言われ、業績が悪くなると借入に応じてもらえない場合も出てきます。銀行は提出をした決算書や試算表に対して格付けをします。なるべくBESTな状態で提出できるように、注意点などをお伝えしていきます。
もくじ
貸借対照表
まずは貸借対照表ですが、創業からの積み重ねでもあり、企業の成績表とも言われています。
貸借対照表の負債は、会社の資金をどのように調達したのかを表しています。銀行から借りたのか、社長から借りたのか、買掛や未払は仕入をしたけれど支払っていない=手元に現金があるということになります。それに対して、資産は調達した資金をどの様に使ったのかを表しています。
ここで注意したい事は、債務超過(純資産がマイナス)になっていないかです。資産より負債の方が大きくなっていないか?意識をするところは、実質資金です。自社の現預金が借入融資の額よりも大きくなるよう、普段から意識していくことが重要です。
また、流動資産の短期貸付金は決算時には0にしましょう。銀行は融資を受けた資金を運転資金や設備投資に使わず、社長にお金を貸したとみることがあります。融資を受けたときの用途とは別の用途で使用すると、印象は悪くなりますので注意が必要です。
次に、流動負債の短期借入金ですが、こちらは社長が会社に貸しているお金であれば、固定負債の役員借入金にしましょう。役員から借りているお金は資本金と同様に見ることもできますので、ちょっとしたことではありますが、メリットがあります。
損益計算書
次に損益計算書ですが、1年間の経営成績を把握するものです。
経常利益がプラスになっているかですが、融資利息は営業外費用に含まれます。経常利益がマイナスになっていると貸したお金の利息が払えないのではないかと見られますので、融資を受けることが難しくなる可能性があります。なるべく経常利益がプラスになるように、例えば役員退職金は特別損失にいれることが多いですが、役員賞与も臨時的な損失として、販売費及び一般管理費ではなく、特別損失に計上すると経常利益がその分増えることになります。(当期純利益は変わらない)
他にも裏技はありますが、意識を少し変えるだけで、決算書の数字もよくなります。また、自社の決算書を見直してみてください。
お知らせ
3月16日の土曜日の午後に『税務・会計なんでも無料相談会』を行います。オンラインでも承っています。参加希望の方はメールかお電話をください😊
★お問合せはお気軽に!!★
経営計画書の作成サポート行っています
無料相談も行っています
税理士法人ペガサス
TEL:054-639-6766
MAIL:main@roumu-110.co.jp