社会保険労務士に給与計算を委託するメリット

2023年08月25日

「給与」は、社員の生活に直結する大事な部分です。1円の誤りもないように、期日厳守で給与の支給を行わなくてはなりません。自社で給与計算を行っているけれど、事業主が給与計算を行っていて本業に集中できない、社会保険や税金、残業代の計算に自信がない、担当者の急な欠勤や退職で給与計算が支払日に間に合わない、給与情報が他の従業員に洩れないか心配、などの理由でお悩みの企業もいらっしゃるのではないでしょうか。
給与計算は、専門性に加え手間と時間が掛かります。給与計算でお困りなら、「専門家にアウトソーシングする」という方法も検討してみましょう。
アウトソーシング先の選択肢は、「社会保険労務士」「税理士」「アウトソーシング専門業者」のいずれかですが、今回は社会保険労務士に給与計算を委託した場合のメリットについてご紹介します。

社会保険労務士とは

社会保険労務士は労働や社会保険に関する業務を行うプロです。
「提出代行」「社会保険関係書類の作成代理」「事務代行」は社会保険労務士の独占業務なので、企業から委託を受け、労働・社会保険に関する手続きを代行して行うことができます。
そして、就業規則の作成や見直し、賃金制度の構築などを通して、企業の健全な発展のサポートを行います。

社会保険労務士に給与計算を委託するメリット

給与計算は、社会保険を正しく計算する必要があります。社会保険労務士は、雇用保険、社会保険のルールに精通していて、これらを日々学び、最新の知識を有しています。そのため、毎月の保険料を正しく給与から控除することができます。
また、正しい残業代を計算するためには就業規則や労使協定を正しく読み解くスキルが必要です。社会保険労務士は労働法令や通達に精通しているので、労働法に則った残業代の計算をすることができます。

さらに、社会保険労務士に給与計算を委託することで、給与計算と併せて労働保険の年度更新、社会保険の基礎算定、賞与の手続き、従業員の入退社の手続きなどを任せられるメリットがあります。
それに加え、就業規則の見直しや労務問題、賃金規程などのアドバイスを受けることもできます。

まとめ

以上が、社会保険労務士に給与計算をアウトソーシングするメリットです。
社会保険労務士に給与計算を委託した場合、法令に則った給与計算ができ、さらに、社会保険の手続きから労務問題まで、企業の「ひと」に関することをトータルでサポートしてもらえます。
給与計算でお困りでしたら、社会保険労務士へのアウトソーシングを考えてみてはいかがでしょうか。