就業規則に強い静岡の社会保険労務士事務所給与計算、賃金制度、就業規則作成。静岡の社労士事務所。就業規則作成のほか、法改正に合わせた就業規則の見直しを4名の社労士がバックアップ。

労務に関するご相談をお気軽にお問い合わせ下さい。

054-637-3131

平日9:00~18:00(平日・夜間土日祝は応相談)

有限会社静岡労務管理センター/伊藤社会保険労務士事務所
社労士法人ペガサス/税理士法人ペガサス

MENU

失敗しない起業・創業・法人成り第3回

2024年03月31日

今年は起業・創業・法人成りを考えている方に向けて毎月情報を掲載してまいります。

第3回目です。

 

これから起業をお考えの皆さんに考えておいていただきたいポイントを4つ提示しました。

①起業後の将来像(夢・目標)をしっかり描いていますか?

②夢を実現させるためのプラン(計画)をたてていますか?

③資金繰りは大丈夫ですか?ご自分の報酬や従業員給与はどのように考えていますか?

④個人事業主と法人の違いを知っていますか?

 

今回は、

②夢を実現させるためのプラン(計画)をたてていますか?

の最終回です。

第1回はこちら

失敗しない起業・創業・法人成り 連載第1回

第2回はこちら

失敗しない起業・創業・法人成り第2回

 

 

②夢を実現させるためのプラン(計画)をたてていますか?

4.従業員頼みすぎる

では、前回の続き

4.従業員頼みすぎる

です。

 

起業してからすぐに親族以外の雇用をする方もそう多くはないかと思います。

ですが、中には以前からの知り合いや職場の仲間同士で起業することもあり、開業当初から従業員がいらっしゃるところもあります。

 

以前ご相談から起業された方に、

「営業は従業員に任せて、現場を社長が取り仕切る」

というところがありました。

「すごい営業ができるヤツなので大丈夫です!」とご相談の時にもおっしゃっていたのをよく覚えています。

 

結論から申し上げると上手くいかなかったのですが、この話は、

③資金繰りは大丈夫ですか?ご自分の報酬や従業員給与はどのように考えていますか?

にもつながるお話でして、これについてはまた改めてお話しします。

 

では、なぜダメになったのか?

「営業は従業員に任せて、現場を社長が取り仕切る」ということがダメというわけではありません。

上手く組織が機能していれば問題ないです。

 

営業だけで事業が回るわけではありませんが、そもそもの売上を発生させるための受注は営業から始まります。

 

「この会社は成功するな」あるいは「今は厳しいけれども持ち直せるな」と思う会社は、”社長に営業力がある会社”だと感じます。

創業当初は資金繰りにも余裕がある場合が少なく、営業力はかなり重要になってきます。

 

この会社の場合は、営業を任せていた従業員と社長との不和でその従業員が辞めてしまうことになりました。

するとこれまで営業をしてこなかった社長が、営業活動をするのですが上手くいかない。

そのまま営業で結果を出せずドンドン厳しい状況になってしまいました。

 

もしこの社長に営業力があれば・・・

社長とその従業員と二人で営業に奔走できる体制だったら・・・

タラレバにはなってしまいますが、また結果は変わっていたかもしれません。

 

上手くいくときは何をやっても上手くいくことは確かにあるでしょう。

社長は営業をしなさいとまでは言い切りませんが、社長が営業をできる会社は伸びるという経験を実際にしているので間違いではないと確信しています。

事業のスタートというのは特殊な状況です。

そこで将来に向けて社長である自分は何をするべきなのか、従業員には何を任せるのが良いのか、様々にシミュレーションし起業に臨んでいただきたいと思います。

 

 

②夢を実現させるためのプラン(計画)をたてていますか?

5.夢しかない

続いては、

5.夢しかない

というお話です。

 

①起業後の将来像(夢・目標)をしっかり描いていますか?

といいました。

起業するにあたって夢をもって取り組まれることは重要です。

 

ですが、そこに行きつくプラン(計画)が全くない方がいらっしゃいます。

「この仕事はもうかる!」

そういった夢ばかりが膨らんで、足元が見えていない状況です。

 

ご相談を受ける中で、夢に対してケチをつけているようで申し訳ないなと思いながらお話をすることがあります。

黒字でも倒産する会社はあります。赤字でも倒産しない会社もあります。

最終的に利益を出さなければキャッシュは増えません。

ですが、利益をだせば必ずキャッシュが増えるわけではありません。

経費や設備投資、適切な資金繰り、売上とこれらのバランスが整って初めてキャッシュが残ります。

バランスが取れているか確認するため、これを形にしたものがプラン「事業計画」です。

ですので、「どういった事業計画をお持ちですか?」ということは必ずご相談者様に伺っています。

 

さあこれから起業するぞ!とお考えの皆様、一度「事業計画」を作ってみましょう。

面談予約・ご相談はこちら

平日/9:00~18:00

054-637-3131

創業35年、社労士業務を基にあらゆる角度から
経営をフルサポート致します。

TOP