メンタルヘルス対策
メンタルヘルス問題の現状
ある日突然従業員の様子がおかしいことに気づいた。 しばらく放置していたところ「うつ病」という医師の診断書が郵送されてきた...こんな相談が増加しています。 現代はストレス社会ともいわれ「うつ病」をはじめ、様々なメンタルヘルス障害が多発しています。 精神疾患で医療機関に受診する患者数は平成20年には320万人を越したとの報告もあります。 こうした中で厚生労働省では平成18年に発表した「労働者の心の健...
なぜ企業がメンタルヘルス対策をしなければならないか
そもそも「うつ病」をはじめとする精神疾患については、以前は個人的要因が強いものと考えられてきましたが、企業における長時間労働やセクハラ、パワハラなどにも原因があると考えられるようになりました。 特に電通事件(最高裁第2小法廷 平成12年3月24日判決)をきっかけに企業にも安全配慮義務を求められるようになりました。 更に、平成20年に施行された労働契約法第5条に「安全配慮義務」を明文化したことにより...
企業の安全配慮義務とは?
労働安全衛生法で以下の基準を企業に求めています。 1.危害防止基準の確率 2.責任体制の明確化 3.企業の自主的活動の促進 4.総合的計画的な労働災害対策の推進 また、長時間労働者への医師による面談指導も義務化されました。 (労働安全衛生法 第66条の8、66条の9、104条) 更に厚生労働省では「職場における心の健康づくり」として4つの指針を発表しています。 1.セルフケア 2.ラインケア 3....
精神疾患にはどんなものがあるのでしょうか?
・アルコール依存症 ・うつ病 ・強迫性障害 ・摂食障害 ・躁うつ病(双極性障害) ・統合失調症 ・パニック障害、不安障害 ・PTSD ・認知症 各特徴については...
企業がとるべき具体的対策
(1)入社時におけるストレスチェック診断 当初ではメンタルヘルス対策の一環として、採用時にストレスに対する診断(CPAB診断)をお勧めしております。 この診断では大きく3つの人物像の把握が可能となります。 1つ目は、ベーシック能力診断で、言語・コミュニケーション能力や数的判断能力がわかります。 2つ目は、キャリアアップⅡファイル診断で被験者の課題解決や達成志向、キャリア性格特性を判定します。 3つ...